本サイトは、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、「個人情報保護方針」をご覧ください。

セキュリティナレッジ

2026.10.19

2026年9月度 MBSD-SOCの検知傾向トピックス

著者:MBSD-SOC

MetabaseにおけるSQLインジェクションの脆弱性(CVE-2026-72898)を狙った攻撃

 今月は、オープンソースのBIツール「Metabase」の脆弱性(CVE-2026-72898)を狙った攻撃が増加しました。本脆弱性は、8/6(木)に公開されたもので、攻撃者に悪用された場合、認証を回避され管理者権限を取得されてしまう可能性があります。

 本脆弱性のCVSS v3.0値(脆弱性の深刻度)は、10.0(Critical)と評価されており、既にPoC(概念実証コード)が公開されているため、該当製品を使用されている場合は、早急に最新のバージョンにアップデートすることをお勧めします。

 下図は、本脆弱性を狙った攻撃の検知数推移および攻撃元国です。弊社SOCでは8/19(水)に初めて検知して以降、断続的に検知しておりましたが、9月に入り検知数が増加しました。

図. Metabaseの脆弱性(CVE-2026-72898)を狙った攻撃の検知数推移
image.png

表. Metabaseの脆弱性(CVE-2026-72898)を狙った攻撃元国 上位5件
# 2026年9月
1 ブルガリア 24.1%
2 フランス 23.7%
3 オランダ 20.7%
4 アメリカ 12.9%
5 ドイツ 4.0%

 以下は、弊社SOCで検知した攻撃例です。「/api/session/reset_password」エンドポイントに細工したJSONデータを送信し、SQLインジェクション攻撃の成功可否を確認する通信となっています。

図. Metabaseの脆弱性(CVE-2026-72898)を狙った攻撃例

POST /api/session/reset_password HTTP/1.1
Host: www.example.com
User-Agent: metabase-cve-2026-72898-detect/1.0 (benign detection probes only)
Content-Length: 50
Content-Type: application/json
Accept-Encoding: gzip
Connection: close

{"token":{"select":1},"password":"TestPassword1!"}

 本脆弱性(CVE-2026-72898)の影響対象は以下の通りです。しかしながら、Metabaseには他の脆弱性も報告されているため、本製品を使用されている場合は、最新のバージョンにアップデートすることをお勧めします。

影響対象

  • 58系:x.58.24未満
  • 59系:x.59.21未満
  • 60系:x.60.17未満
  • 61系:x.61.11未満
  • 62系:x.62.9未満
  • 63系:x.63.5未満

対策方法

最新のバージョンにアップデートしてください。

参考情報

マネージドサービス事業部
MBSD-SOC
関連ソリューション