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Web Application Webアプリケーション

Webアプリケーション診断では、保有するWebアプリケーションシステムに対して、疑似攻撃を行い、Webアプリケーションシステムに存在する情報漏えいや改ざんといった様々なリスクを調査するサービスです。

サービスの内容

Webアプリケーション診断は、手動診断をメインとし、網羅性や機械的なテストを実現するため独自の補助ツールを組み合わせて疑似攻撃を行い、Webアプリケーション上の脆弱性を調査するサービスです。

Webアプリケーション診断 Webアプリケーション診断

一般的にWebアプリケーションは、お客様ごと個別に構築されているケースが殆どで、お客様環境によって要件や実装、環境が異なります。そのため、発生するWebアプリケーション上の脆弱性(バグ)はシステム固有のものが多く含まれます。これらの多くは0day(未公開のバグ)と呼ばれ、正しく検出するためには技術と経験が必要となります。弊社のWebアプリケーション診断は2001年から他社に先駆けてスタートしており、豊富な手動診断の経験と技術力で、ツールによる診断では検出できないような問題も多数報告しています。

先行研究

Webアプリケーションの特徴

高いWebアプリケーション診断能力
MBSDのWebアプリケーション診断サービスは2001年から他社に先駆けてスタートし、豊富な手動診断の経験と技術力を保有しています。
豊富な診断実績
2,000サイト以上、80,000リクエスト以上の診断実績(2017年4月~2020年3月実績)
多数の脆弱性発見実績
新たな脆弱性(0day)や脆弱性を検出する手法に関するドキュメントの公開などを行っています。
技術ドキュメントはこちらで公開しています。
多数の脆弱性発見実績
JPCERT/CCとIPAが共同で運営するJVN(Japan Vulnerability Notes)への脆弱性報告の公表において、新たな脆弱性(0day)を累計200件以上も報告しています。未知の脆弱性を発見する高いスキルを持つセキュリティエンジニアが弊社に多数在籍しています。
CVE番号 問題概要 CVSSv3基本値
CVE-2019-6033 クロスサイトスクリプティング 6.1
CVE-2019-6034 スクリプトインジェクション 6.1
CVE-2019-6011 クロスサイトスクリプティング 6.1
CVE-2019-6012 SQL インジェクション 7.2
CVE-2019-6016 クロスサイトスクリプティング 6.1
CVE-2019-6017 情報漏えい 5.3
CVE-2019-6009 入力値検証不備 4.7
CVE-2019-6003 クロスサイトスクリプティング 6.1
CVE-2019-5965 オープンリダイレクト 4.7
CVE-2019-5966 セッション管理不備 5.4
CVE-2019-0188 XXE 5.8
CVE-2019-5934 SQL インジェクション 6.0
CVE-2019-5945 情報漏えい 5.3
CVE-2018-16169 任意のファイルをアップロード可能 8.8
CVE-2018-16170 ディレクトリトラバーサル 9.6
CVE-2018-16171 ディレクトリトラバーサル 7.5
CVE-2018-0666 クロスサイトスクリプティング 4.3
CVE-2018-0657 クロスサイトスクリプティング 6.1
CVE-2018-0658 入力値検証不備 3.8
CVE-2018-1147 クロスサイトスクリプティング 6.1
CVE-2018-0585 クロスサイトスクリプティング 5.4
CVE-2018-0586 ディレクトリトラバーサル 5.0
CVE-2018-0587 任意のファイルアップロード 5.3
CVE-2018-0588 ディレクトリトラバーサル 7.2
CVE-2018-0589 アクセス制限不備 4.3
CVE-2018-0590 アクセス制限不備 4.3
CVE-2018-1142 クロスサイトスクリプティング 5.4
CVE-2018-0514 OSコマンドインジェクション 5.6

主な診断項目

診断項目 詳細
通信

HTTPSの適用有無

HTTPSの適用範囲(機能)

  • ・HTTPSの未使用/適用漏れ
認可

認可処理の有無/認可方法

認可処理の適用範囲

  • ・認可制御の欠如
  • ・不正なパラメータ操作による越権
  • ・不正な画面遷移による越権
セッション

セッション管理方法

セッションIDの設計

セッションIDの生成/再生成/破棄

Cookieの生成/破棄

Cookieの用途

画面遷移の管理/監視有無

  • ・セッションハイジャック
  • ・セッションフィクセーション
  • ・セッションIDの漏えい
  • ・Cookie発行時の不備(Secure)
  • ・Cookie発行時の不備(httpOnly)
  • ・クロスサイトリクエストフォージェリ
入力

入力値の形式

入力値の検証有無/検証方法

入力値の用途

入力値の取扱い

アップロード処理の有無と挙動

  • ・入力値検証の回避
  • ・SQLインジェクション
  • ・ディレクトリトラバーサル
  • ・OSコマンドインジェクション
  • ・HTTPヘッダインジェクション
  • ・不正なファイルアップロード
  • ・バッファオーバーフロー
  • ・その他の各種インジェクション
出力

コンテンツの生成方法

値の出力有無/出力形式/出力箇所

例外発生時の挙動

  • ・クロスサイトスクリプティング
  • ・不要なエラーメッセージの出力
  • ・不要な情報の出力(HTMLコメント)
サイトデザイン

設計/仕様上の問題

機能の悪用可否

クロスオリジンのアクセス制御設定

  • ・オープンリダイレクト
  • ・サーバサイドリクエストフォージェリ
  • ・不正なパラメータ操作
  • ・ビジネスロジックに関わる不備
  • ・不要な情報の出力
  • ・デバッグ機能の残存
  • ・JavaScriptハイジャック
Webサーバ/フレームワーク

製品/ソフトウェアの設定

公開コンテンツ

  • ・バージョン情報の出力
  • ・ローカルIPアドレスの出力
  • ・不要なHTTPメソッドが有効
  • ・コンテンツの公開設定不備
  • ・ディレクトリインデックス

サービス提供フロー

1

事前準備

  • お客様ご指定のWebサイトに対して巡回作業を実施
  • 巡回の結果をもとに診断対象範囲を決定

2

脆弱性診断

  • 巡回結果をもとに策定したスケジュールにて診断作業を実施
  • 診断ツールによる効率の良い診断、およびセキュリティエンジニアによる手動診断を実施

3

分析・評価

  • 検出された脆弱性の分析・評価
  • 脆弱性が悪用された場合の脅威、影響度などを分析・評価
  • 診断結果報告書の作成

4

診断結果の報告

  • 診断結果報告書の納品
  • お客様への診断結果報告会を実施
  • 診断結果(脆弱性、脅威、影響度など)に関する質疑応答