本サイトは、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、「個人情報保護方針」をご覧ください。

専門学校・高等専門学校対象セキュリティコンテスト

第7回セキュリティコンテスト
MBSD Cybersecurity Challenges 2022

第7回の課題は、“Webアプリケーションの脆弱性を発見せよ
サイトを公開するWebサイトの運営会社に対して、対象サイトの脆弱性を調査し、完璧なサイトとなるよう報告書を提出します。

1.コンテスト開催の目的

①セキュリティへの興味喚起

サイバーセキュリティ対策の重要性は世界中で年々高まっており、日本においても今まで以上にセキュリティ対策が求められています。セキュリティに対応できる人材の需要は高く、慢性的に供給が追い付いていません。本コンテストを通じて学生の皆様にセキュリティへの興味を高めていただきたいと考えています。

現実的な問題へのチャレンジ機会創出

本コンテストは、実践的で現実味のある課題を用意し、コンテストへの参加を通じてセキュリティ業務の一端を疑似体験する内容としています。教育的観点でも重要な意味を持つコンテストとして、学校を通じて多数の学生に参加を募ります。またコンテスト形式にすることで、より多くの学生にセキュリティへの関心を持ってもらうように構成しています。

2.課題

第7回の課題は、“Webアプリケーションの脆弱性を発見せよ
サイトを公開するWebサイトの運営会社に対して、対象サイトの脆弱性を調査し、完璧なサイトとなるよう報告書を提出します。

3.スケジュール

· チームエントリー受付

2022年9月12日(月)~11月8日(火)

· 課題配布

2022年10月11日(火)~11月8日(火)

· 報告書提出期限

2022年11月8日(火)

· 一次審査結果発表

2022年11月18日(金)

· 最終審査会(オンライン開催)

2022年12月15日(木)

4.【一次審査通過チーム】※エントリー順

過去最多となる105チームのエントリーのうち、上位10チームが一次審査を通過。

エントリーNo.

チーム名

学校名

1

929ntiexe.opn

北海道情報専門学校

5

4E-4B-48-53-48-41

日本工学院北海道専門学校

6

hack://nkhs.it:4954

日本工学院北海道専門学校

8

ファイアーウォールズ

YIC情報ビジネス専門学校

20

HYS

専門学校穴吹コンピュータカレッジ

23

最後の電子遊戯部

新潟コンピュータ専門学校

25

K-shiroのリベンジ

ECCコンピュータ専門学校

33

IPFactory

情報科学専門学校

76

PNISAI(アニサイ)

日本工学院八王子専門学校

81

FMAT

静岡産業技術専門学校


5.開会挨拶

開会は午前11時。当社 代表取締役 鈴木 より開会挨拶がありました。

代表取締役の写真

「今回の課題『脆弱性診断』は、取りかかりやすく、楽しんでいただいたのではないでしょうか。この脆弱性の発見も大事なことですが、発見に至るまでのプロセスが大事だと考えています。たくさん試行錯誤をされ、チームでも相談されたことと思います。チームらしさがレポートや本日のプレゼンテーションにどのように含まれているのか、とても楽しみです。また、現在サイバーセキュリティ業界はロシアのウクライナ侵攻などにより、さらに注目され、様々な分野から新しい脅威へのセキュリティ専門会社の対応が求められています。新たな脅威に対応できる人とは、好奇心が旺盛で自分の頭で考えられる人材だと考えています。この機会にセキュリティへの理解や興味を高めていただき、皆様にとって思い出深い、素晴らしい1日になることをお祈りしています。」

6.審査員紹介

MBSD審査員は、この6名。サイバーセキュリティのプロフェッショナルが集結しました。

member.png


7.最終審査結果発表

第3位

K-shiroのリベンジ

ECCコンピュータ専門学校

インタビュー記事は ↓こちら
/company/sustainability/mbsdcc2022/2022_k-shiro-revenge/index.html

Kshiro.png

「まさか3位を受賞できると思っていなかったので、とても驚いています。昨晩までみんなで徹夜して粘ったので、良い結果を残すことができて本当にに良かったです。(友人に誘われ、セキュリティコンテストに初めて参加したメンバーは、)セキュリティの知見があまりなかったのですが、サポートはとても勉強になることが多く、参加してみて良かったと思っています。」

ー審査員からのコメントー
独自ツールの利用やレギュレーションの定義など、レポートで工夫されていた点が評価ポイントとなりました。


第2位

hack://nkhs.it:4954

日本工学院北海道専門学校

インタビュー記事は ↓こちら
/company/sustainability/mbsdcc2022/2022_hack-nkhsit-4954/index.html

hacknkhs.it4954.png

「オンラインでのプレゼンテーションが初めての経験でなかなか緊張しましたが、貴重な経験となり、嬉しく思います。過去のセキュリティコンテストにも参加していましたが、予選で落ちてしまったこともあり、今回の第2位は嬉しいです。プレゼン資料のクオリティにもこだわったので、入賞できてよかったと思っています。」

ー審査員からのコメントー
脆弱性の検出率の高さ、テストの実施内容の明示やも併せて高評価となったことが、評価ポイントとなりました。


最優秀賞 第1位

IPFactory

情報科学専門学校

インタビュー記事は ↓こちら
/company/sustainability/mbsdcc2022/2022_ipfactory/index.html

IPFactory.png

「IPFactoryチームアピール文に恥じない結果になり、本当に安心しています。チームメンバーみんな、忙しい中時間を縫って24時間体制で診断に取り組んだ甲斐がありました。今朝も朝4時までやっていたので報われて良かったです。(メンバーのうち2名は、)昨年のコンテストへ参加し結果が3位だったので、悔しさをばねに頑張ってきて良かったなと思います。(初めてコンテストに参加した3年生は、)来年のコンテストにも参加できればなと思っています。」

ー審査員からのコメントー

脆弱性の発見件数が1番多く、レポートでも総合評価を記載するなど、全体的にクオリティが非常に高かったことが、評価されました。



今年の副賞として、下記の品物が受賞したメンバーの1人ずつに授与されます。(賞品は後日学校にお届けします。)

最優秀賞 ●iPad mini(第6世代) 8.3インチ 64GB
●Burp Suite Professional1年間ライセンス
●サイボウズ報奨金制度プライベートプログラム招待券
●サイボウズ商店グッズ購入券
●CompTIA Security+ラボ&認定資格バウチャー
第2位 ●Lenovo Yoga Tab 11 ZA8W0057JP
第3位 ●Kindle Paperwhite シグニチャーエディション

今年も豪華な賞品となりました。後援団体・協賛企業の皆様、【専門学校と経営】事務局の皆様、誠にありがとうございます。

8.審査結果詳細解説

表彰式の後、今回の審査結果について当社 PS事業部 レッドチーム マネージャー 洲崎 より解説を行いました。

審査結果詳細解説の写真

「本気で取り組んでいたことが伝わってきて、コンテンツを制作したメンバー一同とても嬉しく思っています。今回の発表コンテンツは、過去最高のクオリティであり、自作ショート動画の差し込みや、報告書へのこだわり、堂々としたプレゼンテーションなど、どのチームも工夫が見られ、プロのレベルに近いものを発表していただきました。今回惜しくも入賞しなかったチームも、チームビルディング、チームマネジメントの面で「このチームはすごいな」と感じるところや、プレゼンテーションがとてもうまく聞きやすい、スライドがきれいに作りこまれていて見やすい、と評価させていただいたチームもありました。ご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました。」

1チームずつ、評価された点や工夫されていた点などを解説させていただき、今回の課題内容や脆弱性診断について多数いただいたご質問に、審査員より1件ずつ回答させていただきました。そのひとつひとつから、セキュリティに対する学生の本気度をひしひしと感じることができました。

9.全体講評

最後は、当社 執行役員 武井 による全体講評が行われました。

全体講評の写真

「学生のみなさまの努力がプレゼンテーションににじみ出ていて、大変感銘を受けました。今回の脆弱性の診断は、診断ツールでは発見できないような、手動で検出する脆弱性が多かったので、かなり難易度は高かったと思います。手動で脆弱性を見つけることは大変重要であり、そこがMBSDの技術力になります。セキュリティ人材は全ての分野のITに関わることができます。みなさまがIT業界に進んだときに、このコンテストで経験した"セキュリティ"を意識していただけたら、開催した意義が大いにあると思っています。賞に入れなかった学生の皆様も、最終審査会に残ったことは素晴らしい結果ですので、自信を持ってほしいです。」と述べ、学生のみなさまの健闘を称えました。

以上で今回の最終審査会は終了となりました。

最後は、Teamsのカメラをオンにして、全員でいいね!ポーズでバーチャル記念撮影を実施。
出場した10チームの全員を称え、閉会いたしました。

全体講評の写真

出場した10チームのみなさま、誠にありがとうございました。


主 催   :三井物産セキュアディレクション株式会社
後 援   :一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団
      一般社団法人 全国専門学校情報教育協会
協賛企業 :(申込順)サイボウズ株式会社、CompTIA日本支局、Linux Professional Institute日本支部、
        FPTジャパンホールディングス株式会社、Tanium合同会社
       (協賛企業は継続受付中)
事務局   :【専門学校と経営】事務局(株式会社ビーアライブ内)