本サイトは、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、「個人情報保護方針」をご覧ください。
ITの利活用が企業の収益性向上に不可欠となる一方、日々高度化・巧妙化するサイバーリスクは、経営における最重要課題の一つです。
そのため、リスクに確りと備えるための組織体制や仕組みの構築が急務となっています。
当社は20年以上にわたり培ってきた経験・技術・実績を活かし、最新のサイバー攻撃から企業のあらゆる資産を守る組織体制の整備を、課題の可視化から改善策の提示、実装、運用まで一貫してサポートいたします。
サービス内容
CSIRT組織構築支援
サイバーインシデントへの迅速かつ的確な対応力を高めるため、自社内にCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を新たに設置したいお客様はもちろん、既存のCSIRTが本来の役割や効果を十分に発揮できていないと感じているお客様にも、実践的かつきめ細やかなご支援を提供します。
まず、お客様の現状に応じて組織体制や運用プロセス、既存のインシデント対応手順、活用しているツールや情報共有体制を詳細にヒアリング・分析し、現場の課題を可視化します。そのうえで、CSIRTの役割や責任の明確化、チーム編成、インシデント発生時のエスカレーションフローや対応マニュアルの整備、外部機関や関係部門との連携強化など、日々の運用に直結する体制作りを支援します。
さらに、メンバー向けのセキュリティトレーニングやインシデント対応演習(机上訓練・シナリオ演習等)を設計・実施し、現実さながらの対応力を養うとともに、記録管理・レポート作成や教訓の共有を定着化させることでPDCAサイクルによる継続的な改善を促します。加えて、CSIRT活動を円滑にするための運用ドキュメントやコミュニケーション基盤の整備、脅威情報の収集・分析体制の構築、さらに必要に応じて外部専門家やSOC(セキュリティオペレーションセンター)との連携フローの策定など、セキュリティ組織として高い実効性と柔軟性を実現できるよう広範囲にわたりご支援します。
提供フロー
CSIRT運用支援
CSIRTが安定的かつ効果的に機能し続けるために、日常業務の運用面を多角的かつきめ細やかに支援します。インシデント受付や初動対応、情報共有・記録管理などの基本業務の実践支援に加え、各種対応プロセスの標準化や最適な運用フローの策定、定期的なインシデント対応訓練の企画・実施、さらには脅威インテリジェンスの活用と分析体制の強化まで、現場の実情に合わせて柔軟に運用体制を設計・改善します。
また、定期的な状況レビューの実施や運用ドキュメントの見直しによる品質維持、外部SOCや関連部署との連携体制の強化支援も行い、必要に応じて組織を横断した情報共有プラットフォームの構築にも対応します。こうした支援を通じて、常に進化し続ける脅威環境にも柔軟かつ迅速に適応できる、実践的かつ持続可能なCSIRT活動の実現を力強くサポートします。
CSIRT成熟度評価支援
CSIRT活動が組織全体のインシデント対応力やサイバーセキュリティ強化にどの程度貢献しているのかを、第三者視点から定量的・定性的にきめ細かく評価します。国際的な成熟度モデルであるSIM3や、サイバーセキュリティ対策の全体像を可視化し、リスク管理プロセスの習熟度を測るNIST CSFなどの先進的なフレームワークを活用し、ガバナンス・運用体制・対応手順・技術力・教育訓練・情報共有・コミュニケーションなど幅広い観点からCSIRTの現状を多面的に診断します。
診断結果に基づいて、強化すべきポイントや潜在的な課題を抽出し、短期・中長期のなかで必要となる効果的な改善策や段階的なステップアップに向けた実行可能なアクションプランを詳細に提案します。これにより、CSIRTが自律的に成長し、DX時代の多様なサイバー脅威や高度化する攻撃手法にも耐えうる、堅牢で信頼性の高いセキュリティ組織への進化を強力に後押しします。
セキュリティ戦略立案支援
組織の事業目標や独自のリスク環境を踏まえた最適なセキュリティ戦略の策定を、専門的な知見と豊富な実績を活かして多角的かつ総合的に支援します。現状のセキュリティ対策やガバナンス体系はもちろん、組織構造・業務プロセス・技術インフラ・人材体制の各側面から詳細に現状分析を行い、潜在する課題や将来的な懸念点を丁寧に抽出します。そのうえで、サイバー脅威の最新動向や関連する法規制、国際標準・業界ガイドラインなど外部要因も幅広く考慮し、中長期的なロードマップ提案や優先順位の整理、実行可能な短期・中期施策を具体的に立案します。
さらに、経営層への戦略の位置づけやビジネスへの意義付け、現場部門との合意形成プロセス、予算計画やリソース最適化へのアドバイス、戦略実行を見据えたマイルストーン設計やKPI設定、進捗管理・評価、継続的な改善サイクルまで一貫して伴走します。これにより、単なる対策強化にとどまらず、全社的なセキュリティ体制の高度化と経営価値の持続的向上を強力に後押しします。
シフトレフト戦略支援
開発プロセスの開始段階からセキュリティを重視する「シフトレフト」の思想に基づき、要件定義や設計、実装といった各フェーズで発生し得る脆弱性やリスクを早期に発見し、未然に防ぐためのさまざまな支援を行います。お客様の開発チームやプロジェクトの状況に合わせて、セキュリティ要件の策定やレビューのサポート、設計段階でのセキュリティ検討、セキュアコーディングの指導、SAST(静的解析)やDAST(動的解析)をはじめとするCI/CDパイプラインへの自動脆弱性診断ツールの導入推進など、具体的かつ実践的なアドバイスを提供いたします。
また、DevSecOpsの実現に向けた組織体制や運用プロセスの整備、教育プログラムの開発、現場メンバーへのトレーニングや専門家による定期的なワークショップの開催など、セキュリティが自然に開発文化へ溶け込む仕組み作りも支援し、開発のスピードやプロダクト品質を損なうことなく、長期的かつ継続的にセキュリティレベルを高めていく包括的なサポートを一貫してご提供します。
サイバー演習・訓練支援
サイバー攻撃への実践的な対応力を高めるため、組織ごとのニーズや課題に応じて最適な演習・訓練プログラムを設計・提供します。業種や業務フロー、技術レベルを踏まえたカスタマイズシナリオを作成し、インシデント対応の初動から復旧、外部との情報調整や報告まで、一連の流れを体験できる机上訓練や実践的なハンズオン演習を実施します。
また、CSIRTや経営層、現場部門など関係者を巻き込んだクロスファンクショナルな訓練も対応可能で、訓練後は詳細な評価と具体的な改善提案を行い、組織のセキュリティ対策の実効性向上に寄与します。さらに、定期的な開催や演習内容のアップデートを通じて、変化し続けるサイバー脅威に対する組織のレジリエンス強化を継続的にサポートします。
セキュリティ人材育成
サイバーセキュリティ分野における専門的かつ実践的な知識とスキルを身につけた人材の育成を支援するため、組織の目的や現状レベル、ご要望に応じた多様なカリキュラムを提供します。基礎的なセキュリティリテラシー教育から、最新のサイバー攻撃動向や脆弱性に関する技術的トレーニング、さらにはCSIRTやSOCの運用に必要な専門業務に特化した実践プログラムまで、幅広いラインナップで対応します。
グループ・グローバル体制強化支援
グループ企業やグローバル拠点を含む組織全体のセキュリティ体制強化を目指し、それぞれの拠点や子会社の業務内容・成熟度・文化的背景を踏まえた実効的な支援を提供します。グループ全体でのセキュリティガバナンスや基本方針、ルール・プロセスの現状を多面的に評価し、拠点ごとのリスクや潜在的な課題を丁寧に可視化した上で、標準化されたセキュリティポリシーやガイドラインの策定・展開、共通基盤や運用ルールの整備、時間帯や現地事情にも配慮したインシデント対応体制の構築および各拠点への訓練支援まで、一貫したアプローチで推進します。
加えて、IT・OT両面における実情に応じた高度化施策や専門人材育成、グローバル横断での情報共有・連携、さらにGDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)をはじめとした各国・地域のプライバシー保護法や国際規制への対応もきめ細かく支援します。これらを通じて、コンプライアンスの確保とともに、グループ経営の最適化およびグローバルなビジネス成長を支える強靭なセキュリティ体制の実現を協力に後押しします。
セキュリティコンシェルジュサービス
サイバーセキュリティに関する多岐にわたる課題や疑問に対し、専任のセキュリティコンシェルジュが“いつでも相談できる身近な専門家”として伴走します。セキュリティ対策の検討や運用におけるお悩みはもちろん、最新の脅威動向や法規制情報の提供、ベンダー選定や製品比較、具体的なインシデント対応策のアドバイスなど、組織の状況や優先事項にあわせたオーダーメイドのサポートをワンストップでご提供します。定期的なミーティングやオンライン相談、レポート作成を通じて経営層・IT担当者・現場部門の橋渡し役となり、中長期的な視点で組織のセキュリティ体制強化やリスクマネジメントを着実に推進できるよう寄り添います。
本サービスに関するお問い合わせはこちら