【「サイバー攻撃」は292回で前月比15％増加】
主な報道事案は
・米IT大手は4日、米大統領候補の陣営に中国、イランの「ハッカー集団」が攻撃していたことを明らかにした
・自動車メーカー大手は10日、外部から「サイバー攻撃」を受けた社内ネットワークシステムが復旧したことを明らかにした

【「ランサムウェア」は53回で前月比4倍超と急増】
主な報道事案は
・総合重工業グループ大手の海外子会社　「ランサムウェア」による攻撃で身代金を要求され、拒否後に内部情報を暴露されたことが判明

■注目記事

• 【米IT大手は4日、米大統領候補の陣営に中国、イランの「ハッカー集団」が攻撃していたことを明らかにした】
  米IT大手は4日、米大統領選に絡んで、民主党のバイデン前副大統領の陣営に対して中国の「ハッカー集団」が、共和党のトランプ大統領の陣営に対してイラン政府の支援とみられる「ハッカー集団」が、それぞれ攻撃をしていたと明らかにした。スタッフらにメールを送りつけ、ログイン情報を盗もうとしていたと思われる。攻撃が成功した証拠はないという。2016年の米大統領選では、民主党のクリントン元国務長官の選対幹部らがロシアの「ハッカー集団」の攻撃を受け、陣営のメールが大量に流出していた。
• 【自動車メーカー大手は10日、外部から「サイバー攻撃」を受けた社内ネットワークシステムが復旧したことを明らかにした】
  外部から「サイバー攻撃」を受けた自動車メーカー大手は10日、社内ネットワークシステムが同日未明に復旧したと明らかにした。自動車メーカー大手では8日午前9時頃に社内システムに障害が発生。「サイバー攻撃」を受けたサーバーには、社内に「ウイルス」をばらまくプログラムが仕込まれており、取り除くまでにほぼ2日かかった。自動運転技術などの機密情報の流出は確認されていないが、米国やカナダなど6か国の工場で自動車や二輪車の生産が止まった。
• 【総合重工業グループ大手の海外子会社　「ランサムウェア」による攻撃で身代金を要求され、拒否後に内部情報を暴露されたことが判明】
  総合重工業グループ大手の海外子会社が今年2月、「ランサムウェア」による攻撃を受けたうえ、攻撃者の運営するサイトに内部情報が暴露された。総合重工業グループ大手などの説明によると、「CLOP」と呼ばれる「ランサムウェア」に感染。データを暗号化され、復旧と引き換えに金の支払いを要求されたが拒否したという。その後、「ダークウェブ」上の攻撃者が運営するサイトに、内部情報が暴露された。社内システムに自由にアクセスできるIDやパスワードとみられる情報が掲載された。

■調査期間中に報道された主な事案

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