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MBSD Cybersecurity challenges 2023 学生インタビュー

第8回となる今回のテーマは「Webアプリケーションの巡回ツールの開発」。セキュリティ業務の一端を疑似体験していただく目的として、多様化するWebアプリケーションへの対応を要求される巡回ツールの開発を行うという、難題に挑戦していただきました。

全国18校55チームのエントリーのうち、課題提出があったのは37チーム。
最優秀賞・2位・3位に選ばれたばかりの、興奮冷めやらぬ学生たちにMBSD広報グループが直撃し、インタビューを行いました!

最優秀賞:「復活の電子遊戯部」
新潟コンピュータ専門学校

IPFactory・メンバー

過去にもMBSD Cybersecurity challenges 最優秀賞受賞経験があり、最終審査会出場の常連校でもある新潟コンピュータ専門学校。今回は、全員が初出場の4名からなる『復活の電子遊戯部』が見事最優秀賞の座に輝きました。

―MBSD Cybersecurity Challengesに参加しようと思ったきっかけは?

「NCC(新潟コンピュータ専門学校)は毎年出場していたので、1年生の頃からこのコンテストに出たいなと思っていて、案内が来てすぐに応募しました。」

―ツールを作成せよという課題が発表されてから、どのように過ごされましたか?

「まず、できる人を探すところから。。。3か月間という長いスパンで忍耐力のあるリソースを集めるところや、どんなものが必要か上流工程を先に行っていました。夏休み中は対面で合うこともなくなり、本格的に始めたのは9月に入ってからでした。」

「最初はとがったチームで行こうと思って、違う言語でやろうと思ったのですけど、途中でなんかこれじゃダメじゃない?ということがあったり(笑)」

―苦労した点はどんなところでしたか?

「一番苦労した点は、みんなとのコミュニケーションが全然取れなかったこと。学年も、専攻する教室も違うので、ミーティングが全然できてなくて。予選の1~2週間前からやっと、本格的なコミュニケーションをがっつり始めました。」

「結合テストを全然やっていなくて。コミュニケーションを取れなかった弊害として、そのAPI何?この機能何?この値知らないんだけど!っていう日常でした。」

「今回のコンテスト、そこが1番辛い思い出であり、1番学んだところかなと思います。」

「やっぱり、取り切れなかったものがあるというのは悔しいです。できればデータをもらって全部網羅できるように復習したいです。もっとこれできただろう、という気持ちが自分たちの中でものすごくあるので、そういうところを回収しに行けたらいいですね。」

「ほとんどが、一次審査を通ったあとに加点されたものだったので、一か月まるっと前倒しして本格的に動いていれば、もっと点数が取れたのにと、反省しかないです。」

―様々な困難を乗り越え、最優秀賞となった率直な感想を聞かせてください。

「実感ないですね。ドッキリって言われた方がまだましっていうレベルです。もう、 それぐらい信じられなかったです。自分としては、あまり出来の良いものができなかったので、3位で呼ばれなかった時点でもうダメだなって割り切っていたのですが、優勝できてよかったです。」

「率直な意見だと、嬉しいっていうよりかは、え!なんで1位なの?!みたいな。何かを間違えたのかな。みたいな。プロの方に見てもらっての評価なので、それを信じて、、、今、とても嬉しい気持ちです。」

「プレゼンテーションも必死に練習して。プレゼンで、最優秀賞に押し上げてもらったかなと思います!」

「それができたのはこの二人ががんばってくれたおかげ!ひとえに、二人が頑張ってくれたおかげです!」

約5か月間を共に戦い抜いた4名が、お互いにメンバーへの感謝を持って接している姿が印象的でした。受賞直後も、”データをもらって網羅したい”というコメントをいただき、セキュリティへの強い探求心を感じました。チームみんなの志の高さが導いた最優秀賞、誠におめでとうございます!

第2位:「塞翁が馬」
YIC情報ビジネス専門学校

IPFactory・メンバー

最終審査会に出場した10チームのうち、3チームがYIC情報ビジネス専門学校いうライバルの多い環境の中、『塞翁が馬』のみなさんは、昨年一次審査通過できずに敗退した悔しさをバネに、堂々の第2位に返り咲き!

―コンテストに出場しようと思ったきっかけをお聞かせください。

「前回の2022年にも出場していました。今年もあると話を聞いて、学校全体で出ることに。」

―課題が発表されたときの感想をうかがいたいです。

「いや、無理だろうと思いました。難しいというよりも、まず何をしたらいいのか?というところだったので、難しいというよりスタートラインにも立っていなかった状態でした。」

―この5か月間どのような気持ちで過ごされていましたか。

「5か月間の日々は、もうずっと機能を追加してバグを直すことの繰り返し。前が見えない状況で、とても辛かったです。」

―一次審査を通過した時のお気持ちは?

「え。なんで通っちゃったの?って。かなりプログラム自体に穴があったので、大丈夫かなって心配になっていました。」

―2位入賞への率直な感想をお願いします。

「(チーム名:塞翁が馬)に駿馬(しゅんめ)という名前を付けてトップになりたかったですが、二位になってしまってとても悔しいですけど、キーボードをもらえてめっちゃ嬉しいです。楽しかったです。」

「正直まだ実感がわいてないですね。昨年は一次審査から落ちてしまったので、ここまで這い上がれたのは良かったと思いますが、まだ自分にはできることがあったと思うので、来年出場することになったら、今度こそ1位になりたいと思います、なります!」

「優勝できなかったのは悔しいですけど、今回ネックだったあたりができていたら1位狙えたんじゃないかと思っています。」

「学校からチームが発表されて、リーダーをやらせてもらったのですが、リーダーとは名ばかりで、みんなにやってもらったことに感謝しています。今回のクローラー自体は僕は一個もいじっていないので、感想というよりも、みんなに感謝しかないです。」

審査員の賛辞を素直に喜ぶ姿や、チーム内で仲間に感謝を伝えられる、仲間思いの一面をみせてくれました。昨年の悔しい気持ちを抱えて挑んだ2023年、2位入賞、おめでとうございます!

第3位:「Bananacat」
YIC情報科学専門学校

IPFactory・メンバー

最終審査会出場常連校の情報科学専門学校から、全員初めての参加で3位入賞を勝ち取ったBananacatのみなさん。一次審査・性能審査・プレゼンの全てで高得点の結果に。

―セキュリティコンテストにエントリーしたきっかけを教えてください。

「僕は前々からセキュリティを勉強していて。今日は会場には来ていませんがもう一人のメンバーは開発を学んでいました。以前から、なんらかのコンテストに出たいねと話していて。今回のMBSDのコンテストの課題が"セキュリティ×開発"だったので、ちょうど良い機会と感じました。」

―7月に課題が発表されてから現在までどのようなお気持ちでしたか?

「気が気じゃなかったです。。。」

―特に苦労した点などがありましたら教えてください。

途中途中でアプリがクラッシュして、その修復が結構大変でした。

―3位に入賞された、率直な感想をお願いいたします。

「ちょっと悔しい気持ちはあります。ただ、他のチームも素晴らしいものを作っているので、納得しています。」

「自分は、審査員の方にお伝えするスピーカーの役割だったので、機能面とかを余すことなく伝えられて評価された点は、嬉しいなと思いました。これまでやってきたことがあったので、それが実ればいいなと思っていました。」

全員が初出場の中、見事3位入賞をおさめたBananacatのみなさん。コメントのひとつひとつからコンテストに懸ける強い思いを感じることができました。セキュリティ、開発、プレゼンテーション。それぞれが役割を全うし勝ち取った3位入賞、おめでとうございます!

どのチームも今日までの約5か月間、優勝を目指して走り続けてきました。本コンテストを通じて、セキュリティの技術に触れることはもちろん、メンバー内でコミュニケーションをとりながら、チーム一丸となって進めてきたことを、プレゼンテーションで伝えるという、実際の業務さながらの体験をしていただきました。

学生らしい入賞への謙虚な気持ちと、もっと出し切れていたらという悔しさ、仲間や先生に対する感謝、インタビューから伝わってくる様々な思いを胸に、この経験が今後の学生たちの人生に活きていくことを心から願っています。

改めまして、入賞された3チームのみなさん、誠におめでとうございます。