2023年8月度 MBSD-SOCの検知傾向トピックス
2023年8月度のMBSD-SOCにおける検知傾向トピックスです。
今月は、新たにJuniper NetworksのJunos OSの脆弱性を狙った攻撃を観測しました。本脆弱性は、今年8月に公開された複数の脆弱性で(CVE-2023-36851は9月に追加公開)、SRXシリーズおよびEXシリーズが影響対象となっています。これらの脆弱性が悪用された場合、認証なしにリモートからコードを実行されてしまう恐れがあります。
本脆弱性を狙った攻撃数の推移および攻撃元国は以下の通りです。弊社SOCでは、9/13(水)から攻撃を検知しており、攻撃元の大半はマレーシアからとなっていました。
![]() |
# | 国名 | 割合 |
1 | マレーシア | 92.6% |
2 | アメリカ | 7.4% |
下図は、弊社SOCで検知した攻撃のパケットペイロードの一部です。本攻撃は、CVE-2023-36845の脆弱性を悪用して/etc/passwdへのアクセスを試みた通信となっています。該当製品を利用している場合は、早急に最新のバージョンにアップデートすることをお勧めします。
POST /?PHPRC=/dev/fd/0 HTTP/1.1 Host: www.example.co.jp auto_prepend_file=""/etc/passwd"" |
影響対象
対策方法
参考情報
関連記事