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IoT
IoT(Internet of Things)とは
IoT(Internet of Things)とは、さまざまな「モノ」がインターネットに接続され、相互に情報をやり取りする技術や仕組みを指します。従来は主にコンピュータやスマートフォンがインターネットに接続されていましたが、IoTの登場により、スマート家電や工場の機械、センサー、監視カメラなど、多岐にわたるモノが接続可能になり、生活や業務の効率化が進んでいます。
目的・必要性
IoTの目的は、データを活用して効率や生産性を向上させることです。例えば、企業においては製造機械にセンサーを取り付けて稼働状況を遠隔から監視したり、使用回数をカウントして部品を交換することで故障を未然に防いだりすることが可能です。また、エアコンや掃除機などのスマート家電では利用者の生活パターンを学習して最適な動作を行い、快適な生活を支援します。IoTの必要性は、業務効率化や新たな価値創造の可能性を広げる点にあります。
仕組み
IoTの仕組みは主に以下のプロセスで成り立っています。
● デバイスとセンサー:
モノ(デバイス)に取り付けられたセンサーが温度、湿度、明るさ、位置情報、画像、音声、動画など、様々なデータを収集します。
● 通信技術:
収集されたデータはWi-FiやBluetooth、5Gなどの通信手段でインターネットに送信されたり、企業内ネットワークを介してインターネットに送信されたりします。
● クラウドやサーバー:
送信されたデータは、多くの場合、クラウドに保存されて分析されます。
● アプリケーション:
分析結果はユーザーに提供され、意思決定や自動化に役立ちます。
種類
IoTにはさまざまな種類があります。例えば、以下のような種類があります。
- 産業用IoT:工場や物流で使用されるIoTで、生産性の向上や安全性の確保に貢献します。
- 家庭用IoT:スマート家電やホームセキュリティなど、日常生活で活用されるIoT。
- 医療用IoT:患者の健康状態をモニタリングするウェアラブルデバイスなど。
- 都市インフラIoT:スマートシティを支える技術として交通管理やエネルギー効率化に活用されます。
サイバーセキュリティの観点
IoTの普及に伴い、サイバーセキュリティの重要性が増しています。例えば、IoTデバイスがサイバー攻撃の対象になると、企業の業務が停止したり、顧客データが流出したりなどのリスクがあります。また、IoTデバイスが乗っ取られると、DDoS攻撃に悪用されるリスクもあります。実際に2024年末から2025年初頭にかけ、金融機関や運輸会社などの企業に対するDDoS攻撃が発生し、企業の提供するサービスがつながりにくくなる障害が発生しました。
IoTデバイスのセキュリティを確保するためには、主に以下の対策が有効です
●パスワードを初期状態のまま使用しない
●通信を暗号化する
●ファームウェアが更新できる場合は常に最新版にアップデートする
●ネットワークを常時監視する