MBSD Ransomware Defenderの概要
MBSDの高い技術力を駆使したランサムウェア対策製品「MBSD Ransomware Defender」がランサムウェアの被害から防御します。
ランサムウェア対策の難しさ
日々増え続けるランサムウェアへの対処と様々なハードル
ランサムウェアは日々刻々と新種や亜種が増え続けており、ランサムウェアによる被害は止まることを知りません。マルウェアの指名手配写真にも例えられるパターンファイル(シグネチャ)を都度作成して対応する従来のウイルス対策製品ではどうしても後手にまわってしまい、新しいランサムウェアへの対応が間に合いません。加えて、そうした従来製品では利用する側もパターンファイルの更新作業が必要なため、パターンファイルのアップデート忘れや遅延、アップデートができないオフライン環境を守りづらいという課題もあります。また、ランサムウェア対策の一つとして選択肢に挙げられるようになってきたバックアップソリューションについても、現実的には導入と運用にハードルがある上、ランサムウェアを操る攻撃者はそうしたバックアップ側も攻撃対象に狙ってきている状況があります。
ランサムウェアの検知が難しい背景
なぜ一般的なウイルス対策製品ではランサムウェアの新種に対する検知が難しいのでしょうか。一般的なウイルス対策製品では「パターンファイルによる検知」と「挙動チェックによる検知」が大きな2つの柱となりますが、「パターンファイルによる検知」には上で述べたような課題があり、「挙動チェックによる検知」には次のような課題があります。まずランサムウェアはその動きがシンプルであるが故に、一般的なその他のマルウェアと比較して明確に不正と判断できる挙動が多くありません。また、正常なアプリケーションに見られる動きと類似する動きを持つため、正常なアプリケーションへの誤検知を抑えつつ検知することのハードルが高いのです。
MBSD Ransomware Defenderの新技術
MBSDが開発したMBSD Ransomware Defenderは防御の視点を大きく変えた、従来と全く異なる革新的な検知防御手法(※日米特許取得済/後述)を用いてランサムウェアを検知/防御します。従来のウイルス対策製品がランサムウェア側を中心に捉え、その「種類」や「手口」に注目するのとは異なり、MBSD Ransomware Defenderは暗号化が行われるという事象そのものに注目します。どのようなランサムウェアであっても、「ランサムウェア」という種類である以上「暗号化される」という結論には違いはありません。ランサムウェア本体の種類や手口に依存せず、ランサムウェアの感染において普遍的に発生する事象を捉えることで、たとえ未知のランサムウェアであっても、揺るぐことのない検知/防御を実現できます。
MBSD Ransomware Defenderの強み
パターンファイルのアップデートが不要
一般的なウイルス対策製品ではパターンファイルのアップデートが必要ですが、MBSD Ransomware Defenderではパターンファイルを使用しないためアップデートが不要です。そのため、オフライン環境であっても変わらない防御力でお使いいただけます。
主なウイルス対策製品と同居が可能
MBSD Ransomware Defenderはランサムウェア対策製品特化型だからランサムウェア対策は本製品におまかせ。
その他のウイルス対策はお使いのウイルス対策製品をそのまま併用して利用することができます。
完全国産製品
検知エンジンなどのコア技術を含む全ての製品(クライアントプログラム、サーバプログラム)を日本国内で開発しています。
米国特許および日本特許を取得
MBSDは、国内セキュリティベンダーでは唯一、ランサムウェアの検知防御に関する米国および日本特許(米国特許1件、日本特許2件)を取得しており、MBSD Ransomware Defenderにそれらの特許技術を搭載しています。
製品構成の概要とシステム要件
MBSD Ransomware Defenderでは、複数のクライアントにインストールされたクライアントソフトを一括管理する管理サーバが用意されているので、各端末の状態やアラート有無を遠隔から一律に把握できます。また、SCCMなどでの配布を考慮しサイレントインストールに対応しています。もちろんオフライン環境(オンプレミス)でも使用することが可能です。
お問い合わせ
MBSD Ransomware Defenderに関するお問い合わせは、下記販売代理店までお気軽にお問い合わせください。
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