2017/10/10
|
---|
ゴルフ用品のインターネット販売やゴルフ場の予約サービス、ゴルフファン向けメディアの発行等、ゴルフのワンストップサービスを展開している株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(以下、GDO)。2011年から運用されていたシステムが、2017年2~3月にかけてAWS(Amazon Web Services)へと全面移行されました。 「BIG-IP のAWS移行は未知の経験でしたが、MBSD、ベンダーなどの高い意欲と技術力により、 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン 背景
GDOでは、オンラインショップやメディアサイト、ゴルフ場予約サイト等の会員向けシステムをはじめ、ゴルフ場向けの管理画面や各種社内システム等、数多くのシステムによってビジネスが運営されています。既存システムは2011年にオンプレミスで構築され「10年間使い続けたい」という想いを込めて「G10」と命名され100台近くのサーバと仮想化基盤の上での300超の仮想マシンが稼働していました。 移行の課題
2016年、GDOが仮想基盤として利用する製品のサポートが2017年秋に終了することになり、GDOは各ベンダーと協議の上、リソースに柔軟性を求めAWSへの移行検討を開始しました。その際、MBSD-SOCは5年間の監視サービス提供実績から、AWS上でのサービス提供を打診され、2016年6月にこのプロジェクトに加わります。この時「オンプレミスからAWSへの全面移行」という経験が、GDO、MBSD-SOCをはじめ各ベンダーとも持ち合わせておらず「未知の世界への挑戦」となる中で、最大の課題は「システムの互換性」でした。 ソリューション
AWS移行後のWebアプリケーション保護に向けF5ネットワークスジャパンの「BIG-IP VE」が採用されました。MBSD-SOCでは「互換性」に関して様々な検証を重ね「BIG-IP ASM(オンプレミス)」と「BIG-IP VE ASM(AWS)」の機能はほぼ同一であることを確認します。しかし既存「BIG-IP」のバージョンと「BIG-IP VE」のバージョンが異なるため、既存ポリシーをそのまま移行できないという問題が発生しました。MBSD-SOCでは数か月に及ぶ各種検証を重ねて互換性ポリシーを作り上げ、2017年2月すべての検証を終えAWSへの全面移行が開始されました。 メリット
「AWSにBIG-IP VEを実装し、全てのアクセスをここで受けることで、AWSでも高いセキュリティを確保できるようになりました」と白尾氏。旧システムと同じセキュリティ基盤をAWSへ移行し、MBSD-SOCによるセキュリティ監視サービスも問題なく継続されています。 F5ネットワークジャパン合同会社様からのエンドーストメント
「株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン様のオンプレミスからAWSによる全面クラウド化を心よりお祝い申し上げます。柔軟性と機敏性に富んだBIG-IP VEに加えMBSD-SOC様のハイレベルなセキュリティ監視サービスで今後も安定した運営と高いセキュリティを継続できるものと確信しております。F5ネットワークスジャパンは、今後もゴルフダイジェスト・オンライン様とのパートナーシップをさらに推進してまいります。」 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 「ゴルフで世界をつなぐ」をミッションに、2000年5月に設立。ゴルフ用品のインターネット販売やゴルフ場の予約サービス、ゴルフファン向けのメディア発行等、インターネットでゴルフのワンストップ・サービス(見る・買う・行く・楽しむ)を展開している。同社サービスの会員数はすでに300万人を突破。月間PVも1億を超えている。 |