【「サイバー攻撃」が185回で前月比約25％減少】
主な報道事案は

• 英製薬大手が北朝鮮系の「ハッカー集団」から「サイバー攻撃」を受けたことが判明　ロイター通信が報道
• 原子力関連の行政機関の情報システムが10月下旬に「サイバー攻撃」を受けていた可能性　警視庁が捜査

【「不正アクセス」が124回と前月の2.5倍、「ランサムウェア」は52回で前月の4倍】
主な報道事案は

• ゲーム会社大手が「ランサムウェア」に感染　「サイバー犯罪グループ」が9日、機密情報を入手と犯行声明

調査期間：2020年11月1日～11月30日 / 対象媒体：新聞全国紙朝・夕刊（首都圏最終版）

注目記事

• 【ゲーム会社大手が「ランサムウェア」に感染　「サイバー犯罪グループ」が9日、機密情報を入手と犯行声明】
  企業の機密情報を盗み取って金銭を要求する「サイバー犯罪グループ」が、ゲーム会社大手に攻撃を仕掛けて機密情報を入手し、同社に取引を迫っていた。グループが9日、犯行声明を出した。関係者によると、社内サーバーの一部が「ランサムウェア」に感染してデータが暗号化され、その影響で業務が一時停止に追い込まれた。グループは「RAGNAR　LOCKER」(ラグナロッカー）を名乗っているという。取得した機密情報には顧客や従業員の個人情報や業務関連情報などが含まれている、と主張している。

• 【英製薬大手が北朝鮮系の「ハッカー集団」から「サイバー攻撃」を受けたことが判明　ロイター通信が報道】
  英製薬大手が、北朝鮮系とみられる「ハッカー集団」から「サイバー攻撃」を受けていたことがわかった。同社が開発をてがける新型コロナウイルスのワクチンに関する情報を狙った可能性もあるが、成功しなかったもようだ。ロイター通信が27日、関係者の話として報じた。「ハッカー」は、同社の幅広い従業員に職務内容の文書とみせかけ、「マルウェア」を送りつけた。

• 【原子力関連の行政機関の情報システムが10月下旬に「サイバー攻撃」を受けていた可能性　警視庁が捜査】
  原子力関連の行政機関の情報システムが10月下旬に「サイバー攻撃」を受け、非公開の会議資料などが不正に閲覧された可能性が高いことがわかった。警視庁は内部情報が流出していた疑いがあるとみて、不正アクセス禁止法違反容疑で調べている。原子力関連の行政機関では情報を機密性に応じて4段階で格付けしており、今回対象となったのは、機密レベルの高いものから3番目にあたる「機密性２」だった。「不正アクセス」は10月26日、システムへの不審な通信が検知されて発覚した。

調査期間中に報道された主な事案

• 11月1日　「サイバー攻撃」に備え、電力や銀行など70超の業界団体が連携する新組織が発足
• 11月10日　ゲーム会社大手が「ランサムウェア」に感染　「サイバー犯罪グループ」が9日、機密情報を入手したと犯行声明
• 11月10日　銀行大手は９日、デビットカード廃止を含め見直すと発表　会員サイトに「不正アクセス」で
• 11月12日　某私立大学が、「不正アクセス」で学生ら3万件以上の個人情報が流出した可能性を発表
• 11月18日　総合建設業大手は17日、子会社への「不正アクセス」があったと発表　65万件の「個人情報流出」か
• 11月18日　某コミュニティ・アプリ企業は18日までに、「不正アクセス」で最大677万件の個人情報が流出したと発表
• 11月20日　英政府は新たに国家サイバー軍を創設するなど防衛体制の強化を図る　英首相が18日に表明
• 11月21日　総合電機メーカー大手は「不正アクセス」で、取引先の銀行口座など8,635件が流出したと発表
• 11月27日　今年1～10月　「暴露型ウイルス」の被害が世界で1,000社超　日経新聞とトレンドマイクロが集計
• 11月27日　政府が26日、デジタル庁の組織と役割の概要を公表　「サイバーセキュリティ」の専門チームも設置へ
• 11月28日　英製薬大手が北朝鮮系の「ハッカー集団」から「サイバー攻撃」を受けたことが判明　ロイター通信が報道
• 11月28日　某庁は27日、庁内の端末が「不正アクセス」を受け、1年以上気づかなかったと発表
• 11月28日　原子力関連の行政機関の情報システムが10月下旬に「サイバー攻撃」を受けていた可能性　警視庁が捜査

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